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スロヴェニアワインの偉大さに驚いた一夜 [スロヴェニア]


ここのところ日本酒からちょっと離れてしまったので今でもあるかは
定かではありませんが、以前、菊正宗に創業者の『治郎右衛門』と
いう名の純米大吟醸を飲みました。

たしか1本、1升で30,000円という高価なもので、父親が何年か前の
正月に開けた1本でした。


それまで大吟醸は華やかなお酒というイメージがあったのですが、
その『治郎右衛門』は過去飲んだ大吟醸とはまったく違い、非常に
濃い大吟醸でした。もちろん純米と言うことを差し引いても。

その味わいは最高に美味しかったことを覚えています。
ただ、本当に濃いのです。なので、沢山は飲むことができず、数日に
わたって楽しみました。

 

昨晩、お客様4人とスロヴェニアのエディ・シムチッチとレンチェル
のワインを楽しみました。
白ワインを4アイテム、赤ワインを2アイテム。


《エディ・シムチッチ Edi Simcic》

○レブーラ(リボッラ・ジャッラ)・リゼルヴァ2004(6,000円)
○シャルドネ・リゼルヴァ2004(5,800円)
○シヴィ・ピノ・リゼルヴァ(ピノ・グリージョ)2004(6,200円)
●デュエット2003(5,500円)


《レンチェル Rencel》


○シャルドネ2002(4,800円)
●テラン2003(3,400円)

※()内はインポーター希望価格・税抜き


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まずは、
白ワインを4本。

どのワインもその濃さに、
菊正宗『治郎右衛門』を思い出しました。

凄いのひと言でした!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今まで飲んできた白ワインとは次元の違う濃さ。
でも、その香り、味わいは最高に美味しいのです。
はい、私は二人で1本はきついぐらいの濃さをもった
ワインです。


ワイン・バー"エスペルト"の店長兼ソムリエの西村とも
話をするのですが、こんなつくりをする生産者って、もう
イタリアにもフランスにもいないのではなんて思っています。


香り、味わい、共に時間による変化も楽しく、白ワインと言う
よりも赤ワイン的なニュアンスを持つワインのように感じて
います。


参加された皆様もスロヴェニアのワインのイメージは

『軽い感じのワイン』

と思っていたそうで、そのあまりのギャップに驚かれて
いました。

でも、スロヴェニアのワインと言うよりは、このエディ・シム
チッチとレンチェルが異常だとは思います・笑。


スタートは14度ぐらいから始め、温度の変化と共にどんどんと
おもしろさが表に現れてくるでしょう。


シャルドネだけはある程度の温度で16度ぐらいの温度でキープ
する方が私は好みでした。エディとレンチェルのシャルドネを
飲み比べただけでもおもしろいです。


温度が上がってきたシヴィ・ピノ・リゼルヴァ、もうとろけます
・笑。


赤ワインの二つも、とてもスパイシー、レンチェルは名前の通り
テランという葡萄品種からつくられるワイン。スパイシーで
時間の経過もやはりおもしろい。
あのイタリアのダル・フォルノ・ノマーノも大好きなワインとの
こと。


エディ・シムチッチは、メルロが80%でカベルネ・ソーヴィニヨン
とカベルネ・フランが各10%。
フランスのボルドーのメルロとはその味わいは違いシャープな
味わいはちょっと地葡萄を思わせます。

 

 
この二つの生産者、

『偉大なるワイン』

なんか、そんな言葉があてはまるような気がします。

こんなワインたち、そうはないですよね、少なくても1万円を
切る価格帯では・・・・。


ゆっくりとこの自然の大いなる恵を味わえた喜び、感謝!

 


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