麻布十番、『山田チカラ』で美味しい料理とスペインワイン [外食]
3月31日の夜はスペインワインのスペシャリストのH氏に誘われ、来年還暦をお迎えになるという6人のマダムと麻布十番の『山田チカラ』でお食事をしました。私はH氏以外は存じなくどんな会なのか『?』でした。
H氏の先導で店に向かったのですが、ぜんぜん違うところを歩いていたので修正し、やっと到着。お店は玄関で靴を脱ぎ入店。
『山田チカラ』のオーナー、山田チカラさんはかの有名なスペインの3つ星レストランのエル・ブジでアドリア・フェランの下で一年半修行をされた人物。 現在、その時の経験をいかし、和の要素を取り入れた創作料理を提供しています。お店は8人で満席という小さな店でこの日は私たちの借り切りでした。
マダムたちはそれはグルメで元気良く、私は皆さんのお話をただただ聞くばかりで最初の30分はそれは緊張していました。
ワインは
スパークリング・エスクトゥリト・ブリュット エスペルト
http://www.wizumiya.co.jp/item/2473.html
ナイアデス2006 ボデガス・ナイア・ビニャ・シラ
http://www.wizumiya.co.jp/item/2576.html
テレス・ネグレス2004 エスペルト
http://www.wizumiya.co.jp/item/2485.html
ドミニオ・デ・アタウタ2004
を私がセレクション。『山田ちから』のソムリエールの方もどのワインも美味しいと絶賛していました。他に、店のワインを2本飲み大いにマダムたちと楽しみました。
どのワインもマダムたちは気に入っていただきましたが、やはり金額の高いナイアデス2006 とアタウタ2004は特にお気に召したようでした。
アタウタ2004は私も今回が初めての経験。2002年、2003年と比べるとボディに緊張感があるという感じでした。背骨がしっかりとしているとでも言いましょうか・・・・。
そこで今日はドミニオ・デ・アタウタについてちょっとお話しいたします。
《 ボデガス・ドミニオ・デ・アタウタ 》
スペインの銘醸地リベラ・デル・ドゥエロはリオハに次ぐワイン産地。ドゥエロ川に沿って東西に長く広がるワイン産地です。基本的に西側に有名なボデガが集中しており、東側は忘れ去られていたといっても過言ではなく、つくられた葡萄は農協に販売する程度の地域でした。
その東側からスーパースターが誕生したのです。
東側にあるソリア地区には5つのボデガがあり、そのうちのひとつであるボデガス・ドミニオ・デ・アタウタがスペインワイン界を驚かすワインをつくりました。
開発が遅れた地域だけに非常に樹齢の高い葡萄樹が残されており、百年を超える葡萄樹も少なくない、そんな素晴らしい環境が残っていたのです。
その葡萄を丹念に栽培し直し、2002年ヴィンテージのワインたちは驚くような素晴らしい味わいのワインとなりました。私も初めて2002年ヴィンテージのワインを飲み、その美味しさに驚きました。2005年の出来事で、私はこのワインがその年飲んだワインの中で一番印象に残ったワインでした。
その後、スペインで最も有名なワイン専門誌シバリタスでみごとワイナリー・オブ・ザ・イヤーを獲得し、まさにスペインを代表する生産者となりました。
その後、2003年ヴィンテージもさらに美味しくなりますます大好きになっていきました。
そして、リベラ・デル・ドゥエロがエクセレントの最高のヴィンテージの2004年。まだまだ実力を出してはいませんがそれでも美味しかったです。これから先、どんどん美味しくなっていくことでしょう。今回は2003年よりも少しお買い求め安い価格に設定できました。
この評価だけが全てではありませんがザ・ワイン・アドヴォケイトのおおざっぱな評価表です。
単一畑のワインたちは96-100という高得点。まぁ、点数は関係なくとても美味しいワインです。
どうです、凄いポイントでしょ!
ボデガス・ドミニオ・デ・アタウタは こちら !
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