至福の時間 エグリ・ウーリエ [シャンパーニュ]
先日(2007.3.28)の夜、ここ数年非常に人気の高い、レコルタン・
マニピュランの雄、エグリ・ウーリエの現当主で醸造家のフランシス
・エグリ氏をお招きしてのワイン・メーカーズ・ディナーにお声がけ
をいただき、会場となったベージュ東京に行ってきました。
開宴の前にベージュ東京の屋上のテラスで
Champagne Brut 1er Cru Les Vignes de Vrigny と
Champagne Brut Tradition Grand Cruを飲みながらフランシス氏を
お出迎え。
泡立ちのやさしさ、味わいの深さ、本当に美味しいですね。
その後店内に入り会食。
鴨のフォワグラ、柑橘類とマンダリンオレンジのジュレ に
champagne Brut Rose Grand Cru
鱗をクルスティアンにした甘鯛、チョリソーとピペラード、ピメント
のオイル に
1998champagne Brut Grand Cru Millesime
黒毛和牛、エシャロットとトマトのマルムラード に
champagne Blanc de Noirs Grand Cru Les Crayeres
熟成されたチーズのセレクション に
Coteaux Champenois Ambonnay Rouge
を楽しみました。
ワイン界の重鎮の方たちもいらしていて、エグリ・ウーリエの
素晴らしさをいろいろお聞きしました。
ロゼとブラン・ド・ノワールは特に素晴らしく、
スタンダードのトラディションも一クラス上の味わいを感じます。
『しっかりとした意志を持ってつくられているシャンパーニュだ』と
業界の有名なY氏が話をされていてました。
最後にでたピノ・ノワールの赤ワイン、コトー・シャンプノワも
素晴らしく、お隣の大手百貨店のバイヤーの方は感激されていました。
前日のワイン・テイスティング会でも
この赤ワインは非常に人気があったそうです。
久しぶりにゆっくりとエグリ・ウーリエのワインたちを堪能いたしました。
本当に素晴らしいシャンパンだと私は思っています。
特に私のお気に入りである、
ブランド・ノワールはぜひ一度は経験していただきたいワインだと
思っております。
この会に携わった多くの皆様に、感謝。
《 Champagne Egly Ouliet 》
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生産者:エグリ・ウーリエ
産地:シャンパーニュ・アンボネ
グラン・クリュとプルミエ・クリュの畑だけを11.7ha所有。
グラン・クリュが9.7ha
アンボネを主にブズィ、ヴェルズネに少し畑を所有。
現オーナーのフランシス氏は4代目にあたります。
エグリ・ウーリエのシャンパーニュは全てノンフィルターにてボト
リングしているため、色調は元来のワイン色を留めています。
醸造の基本的なポリシーは、低収量を維持し、タンク・樽・ボトル
の中で澱を活用すること。故にワインの酒質は充分に高い。
現在、販売できるワインをご紹介。
〔シャンパーニュ・ブリュット・トラディション・グラン・クリュ〕
ピノ・ノワール75% シャルドネ25%
ドメーヌにとっては仕事の中心ともいうべきワインで、
生産量のほぼ半数を占め、エグリ・ウーリエの真のスタイル、
アンボネのテロワールとピノ・ノワールによる明確な支配が表れています。
〔シャンパーニュ・ブリュット・ロゼ・グラン・クリュ〕
ピノ・ノワール60% シャルドネ40%
2001年ヴィンテージをベースにリザーヴワインと2000年の赤ワインを
ブレンドしています。
ピンクを帯びたオレンジ色、非常に柔らかな泡立ちでエレガント。
大人のロゼワインといった感じ。
〔シャンパーニュ・ブラン・ド・ノワール・グラン・クリュV.V.〕
ピノ・ノワール100%
レ・クレイエール(チョークの意)と名づけられた特別の単一畑産。
所有地の中でもっとも樹齢の高い葡萄樹から収穫されたもの。
2001年産だがラベルの表示はなし。
色合いは他のものよりも少し濃く琥珀色。兎に角柔らかい泡立ちで
しっかりした味わいを持つ。高価な白ワインのニュアンス。
私の大好きなシャンパーニュのひとつ。
〔コトー・シャンプノワ・アンボネ・ルージュ2003〕
ピノ・ノワール100%
スティルワイン(非発泡性)。ドミニク・ローラン仕様(3年間樽材
を天然乾燥させた)の『魔法の樽』(笑)を使用。新樽と古樽の比率は半々。
ドミニク・ローラン同様、トップノーズに甘い香りが捉えられる。
常にコトー・シャンプノワでは最上のピノ・ノワールの赤ワインと
いわれ、その評価の厳しいフランスワインのガイドブックで2002年が
数少ない満点評価をあたえられ、フランス全土においても素晴らしい
ピノ・ノワールとして認められています。
2003年はシャンパーニュ地方の非常にピノ・ノワールが美味くできた
年。2002年に勝るとも劣らないワインとなりました。
シャンパーニュ愛好家が誰でも欲しがるジャック・セロスのロゼも
じつはこのコトー・シャンプノワをブレンドしています。
皆様には素晴らしい状態で飲んでいただきたいため、12度以下の
シャンパン用低温倉庫にてきちっと管理してあります。
シャンパンは状態が命です。
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《 ワインバー・エスペルト 》
エスペルトには奥に一部屋ですが個室があります。
その個室でいろいろなテーマで小さなワイン会を定期的に開こうと思っています。
何かおもしろそうなテーマなども募集いたします
ぜひ皆様、ご参加してくださいね。
第1回:ヴィラ・ルシッツ飲み比べ
先日飲んで感激したヴィラ・ルシッツの飲み比べの会を
行いたいと思っています。
イタリアワインガイドの"ガンベロ・ロッソ・ヴィニタリ"で
最優秀醸造家に選ばれたジャンニ・メノッティ氏がつくる
ヴィラ・ルシッツの上級キュヴェを楽しんでみたいと思います。
初心者も大歓迎、飲み比べするとそのワインの個性が本当によくわかりますよ。
日時:2007年4月10日(火曜日) 夜7時半開始
場所:ワインバー・エスペルト 個室
(※個室が他の御予約があった場合は店内の高椅子で行います)
会費:5,000円(ワイン、食事)
募集:6名(+新井の7名で開催)
《ワイン》各1本
スパークリング・エスクトゥリト・ブリュット・ナチュラル(2,700)
シャルドネ・コッリオ・ド・ラトゥール2004 ヴィラ・ルシッツ(6,600)
ソーヴィニヨン・コッリオ・ド・ラトゥール2004 ヴィラ・ルシッツ(6,600)
メルロー・コッリオ・ド・ラトゥール2004 ヴィラ・ルシッツ(10,400)
※( )内はインポーター希望販売価格
参加希望のお客様は wine@wizumiya.co.jp までお申し込みください。
第2回:クロード・デュガ
ブルゴーニュの最上の生産者の一人、クロード・デュガの熟成をしっかりした1999年と1998年のヴィラージュと1級畑を一緒に楽しみましょう。
きっと素晴らしい味わいになっていると思います。
日時:2007年4月24日(火曜日) 夜7時半開始
場所:ワインバー・エスペルト 個室
(※個室が他の御予約があった場合は店内の高椅子で行います)
会費:10,000円(ワイン、食事)
募集:6名(+新井の7名で開催)
《ワイン》
シャンパン・ブリュット・カルト・ノワール リシャール・シュルラン
オークセイ・デュレス2002 ヴェロニク・ドゥ・マクマホン
ジュヴレ・シャンベルタン1998 クロード・デュガ
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ1998 クロード・デュガ
シャトー・ド・ファルグ2003 ハーフボトル
ブルゴーニュ最高峰の生産者、クロード・デュガの熟成したワインたちをぜひ一緒に楽しみましょう。
このデュガたち、なかなか飲む機会はないのでは・・・。
参加希望のお客様は wine@wizumiya.co.jp までお申し込みください。
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