"小悪魔"という名のワイン
FESCENINO2005 (Ribera del Duero)
First Vintage:8000bottles 14%alc.
スペイン中央台地の東端、カスティーリャ・レオン州ソリア県の2,000メートル級の山中を源に西へ流れ出し、スペインではドゥエロ川、ポルトガルではドウロ川となりオポルトの町で大西洋に流れ込む、全長897キロの大河かある。
そのドゥエロ川流域にはスペインを代表するワイン産地が続きますが、中でも一番有名なのがリベラ・デル・ドゥエロDOではないでしょうか。
私はもう10年以上前からこのリベラ・デル・ドゥエロのワインのワインのファンであります。その始まりはピーター・シセックがつくる、ラ・グランハ・モナステリオというワインでした。
そのワインをきっかけで、この地域のワインをかなりの種類を飲みました。最近の傑作はドゥエロ川の源のソリア県にある"ドミニオ・デ・アタウタ" と "ティエラ・デル・ギハラル" が、抜群のポテンシャルを持っていると感じています。
"ティエラ・デル・ギハラル" は昨年と今年、2年にわたり訪ね、今年はワイナリー和泉屋向けに単一畑のロス・アレナレスを特別に詰めてくださいました。
もう、今から日本到着が楽しみでなりません。
今回のスペイン旅行でリベラ・デル・ドゥエロのワインでもう一つ、素敵なワインを見つけました。
FESCENINO2005と言う名のワインでラテン語の『小悪魔』という意味だと聞きました。
『小悪魔』って、けっこう好きな言葉なのでテイスティングを楽しみにしましたところ、それはそれはチャーミングなワインで、最初の1杯で、とても気に入ってしまいました。
このワイン、実はファースト・ヴィンテージ(2005)で8,000本しかつくられず、その多くはスペイン国内であっという間になくなってしまい、輸出用に600本を残すのみで、海外に窓口を探していたところだったのです。
その600本を、本店がスペインの三つ星レストランである東京の有名スパニッシュレストランの "S" のシェフ・ソムリエとともにこのワインを買い付けました。
チャーミングでとても美味しく、ぐっと魅了させられました。
9月の船でスペインを出発します。みなさん、楽しみにしていてくださいね。
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