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FINCA LA EMPERATRIZ [スペイン]

リオハは、誰もが疑いなく、スペインで最もよく知られ、且つ最も広大なワイン生産地域の1つです。 全体で5万5000ヘクタールにもなり、リオハアルタ(Rioja Alta)、リオハアラベサ(Rioja Alavesa)とリオハバハ(Rioja Baja)の3つのサブゾーンに分割されます。
 
地域の広さと、南端のリオハバハの暖かい準地中海性気候から明らかな大陸性気候の北部リオハアルタまでの気候変化は、ワインのスタイルと品質が大いに変化しうることを表しています。 2つの主なブドウの品種、ガルナチャ(Garnacha)およびテンプラニーリョ(Tempranillo)は、テンプラニーリョがリオハアルタでより成功しており、ガルナチャがリオハバハでより広く植えられているように、それぞれ両端の地域と関連しています。

 

ナポレオン3世の妻でありフランス女王である、マリア エウヘニア デ モンティーホ(Maria Eugenia de Montijo)が所有したことによって、"ラ エンペラトリス(La Emperatriz)"として知られているこの土地は、標高およそ600mのリオハアルタの最も高い地域に位置しています。この単一の土地はおよそ101ヘクタールになり、リオハアルタで最も大きいまとまった土地のブドウ園となっています。 19世紀の史書では、ここの土壌が岩石質で穀類や他の作物の植え付けができないため、ブドウの木が常に栽培されていたという事実を証明しています。

 

 ブドウ園(Vineyards)

ボデガス ラ エンペラトリス(Bodegas la Emperatriz) ワイナリーは、全体で150ヘクタールのブドウ園を所有しておりますが、そのうち、土地の広さ、ブドウの木の樹齢、生産されるブドウの品質において、"La Emperatriz"の土地が突出して最も重要な存在です。101ヘクタールのおよそ四分の三は、"Bush Vine"という伝統的な手法で栽培された、樹齢およそ45年のブドウの木です。

しかしながら、ワイナリーでは、ブドウの四分の三だけが完璧な品質であることに満足できず、一連の試験栽培に取りかかり、どの場合に若いブドウの木から同等の品質のブドウを生産できるかを試しています。これらのブドウ栽培の方法は、一般的に、植物の活力を押さえることで、小粒で粗いブドウの房を少量生産させることを狙っています。

ワイン醸造

ワイナリーは200万リットルの総生産量で、2000年に設立されました。 ワイナリーは、"Emperatriz"ブドウ園の中心に位置することで、ブドウ園からワイナリーまでの時間をできる限り短縮しています。ワイナリーの背景にある哲学は、地域の伝統を尊重しつつ、果実から最大の品質を純粋に引き出して、この特別なブドウ園の個性を表すことです。 2006年のワインのポートフォリオは以下の通りです。

テンプラニーリョ (赤)
クリアンサ (赤)
レゼルバ (赤)
テルーニョ (ヴィンヤード セレクション(赤) (限定物)  
 
テンプラニーリョ/ガルナチャ(ロゼ)
樽発酵ヴィウラ(限定物)
ヴィウラ(白)

 

ワインは、クリアンサ(Crianza)とレゼルバ(Reserva)の伝統的なリオハ手法に分けられます。テルーニョ(Terruño)と呼ばれる最高級のワインを除き、それらによってこの土壌の純粋な品質を表そうとしています。ワインはほとんどアメリカンオークで熟成しますが、フレンチオークもいくらか、テルーニョのみに使用されます。

"Finca la Emperatriz"という名のもとで、ワイナリーで最上級のワインの生産を目指す際に、それらのうちで高い基準を満たせなかったワインは、バルクで販売するか、セカンドラベルで販売する場合があります。 

 

その
"Finca la Emperatriz" の若きオーナーである Eduardo Hernaiz 氏が
来日、ワインバー・エスペルトにて、ワイン・パーティを開きます。

http://blog.so-net.ne.jp/wizumiya/2007-03-01

素晴らしい会にしたいと思っております。
ぜひご参加ください。

 


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