2007.5.5 ワイナリー和泉屋ワイン情報 サン・テミリオン、グラン・クリュ・クラッセ昇格ワイン

おめでとうございます。
2006年のサン・テミリオンの格付け見直しは二つの
プルミエ・グラン・クリュ・クラッセ昇格と
６つのグラン・クリュ・クラッセの昇格となりました。

しかし、11のシャトーがグラン・クリュ・クラッセ地位からの降格もされました。

そうなのです。
サン・テミリオンは10年に一度の格付けの見直しがあり、
シャトーの努力は大変なものと聞きます。

昔、ボーセジュール・ベコがプルミエ・グラン・クリュ・クラッセから
降格した時は、５年間はビジネスにならなかったと
お嬢さんのジュリエットさんから聞きました。

 

しかし、先日、2006年のサンテミリオンの格付けが一時的に停止されました。

グランクリュ・クラッセから格下げされたシャトーが、
格付けを定めた政令の留保を求めたのに対し、
ボルドー行政控訴院が格付け過程の合法性に疑いがあるという判断を示しました。

やっぱり、生産者にとっては死活問題なのですね。
この格付けの見直しは。

昇格したシャトーはたぶん変わることはないと思いますが、
この格付けの変更、利害もすごくからむ問題なので
どんな結末になるのかとても興味深いですよね。

今日はグラン・クリュ・クラッセに昇格したシャトー、
シャトー・グラン・コルバンのワインを皆様にお薦めいたします。

 

シャトー・グラン・コルバン [2002] サン・テミリオン

販売価格：2,730円 （税込）
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《２千万ドル（20億円）以上の投資》

先日、ブラインドで飲んだカサ・ラポストールのメルロ2004。
飲み比べたのはポムロルの逸品、ラ・クロワ・サンジョルジュと
イタリア、フリウリの逸品、ヴィラ・ルシッツのメルロの上級キュヴェ。

時間の経過にその実力の差は生まれましたが、抜栓後すぐに
楽しむのであれば(まぁ、普通の飲み方・笑)、このメルロ、
かなりポテンシャルの高いメルロに仕上がっているのではないでしょうか。

コアントローと並び、世界中で愛飲されているオレンジ・リキュールの
グラン・マニエは、ご存じの方はかなりいらっしゃるのでは
ないでしょうか。

 

そのグラン・マニエ社のオーナー、アレクサンドラ・マニエ・
ラポストールは、父親から会社の多角推進を任され、
何ヶ月もの調査の結果、フランスからはるか離れたチリでの
ワイナリー設立を計画しました。

『葡萄栽培においてチリほど楽園と呼べる場所はない』

と、その決断はスピーディに行われました。

フランスと比べ、全てが低価格な環境のチリにおいて、２千万ドル
(20億円)以上の投資を行い、畑、醸造所、セラーなど細部にいたる
ところまで、刷新しました。

2006年に完成した、最上級キュヴェのクロ・アパルタ専用のワイナ
リーは、重力を利用した６階建てで、下４階は地下に埋まっている
というそれは素晴らしい醸造所です。

 

 

コンサルタントには辣腕で知られるミシェル・ローラン氏を抜擢。
支配人にはジャック・ベガリを常駐させ、『洗練かつ凝縮』という
相反する課題をフランスの知とチリの素晴らしいテロワールで
造りあげているのです。

スタンダード・キュヴェでこの美味しさ。
上級キュヴェはもう『素晴らしい』のひと言です。

２千万ドル（20億円）以上の投資、でも将来、
きっと何倍にもなって、戻ってくるのでしょうね・・・・・・。

アレクサンドラ・マニエ・ラポストール女史の決断、さすがです。

 

クロ・アパルタ [2003] カサ・ラポストール

販売価格：9,370円（税込）
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キュヴェ・アレクサンドル・シャルドネ [2004] カサ・ラポストール

販売価格：3,158円（税込）
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キュヴェ・アレクサンドル・カベルネ・ソーヴィニヨン [2005] カサ・ラポストール

販売価格：3,361円（税込）
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キュヴェ・アレクサンドル・メルロー [2004] カサ・ラポストール

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シャルドネ [2005] カサ・ラポストール

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カベルネ・ソーヴィニヨン [2005] カサ・ラポストール

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メルロー [2005] カサ・ラポストール

販売価格：2,100円（税込）
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