天才児、ラウル・ペレス、新たなる出発! [スペイン]
スペインの新黄金郷といわれるビエルソ。
アルバロ・パラシオスと甥のリカルド・パラシオスがつくるホセ・パラシオスのワインをきっかけに大ブレイクしたスペイン北西部のワイン産地、ビエルソ。
メンシア種から驚くようなエレガントなワインがつくられます。
そのホセ・パラシオスに次ぐのが若き天才醸造家のラウル・ペレスがつくる "ボデガス・カストロ・ベントーサ" だと私は思っております。
私は "ホセ・パラシオス" と "カストロ・ベントーサ" のワインが大好きです。
昨年の春頃、ラウル・ペレスが実家でもあるカストロ・ベントーサをでてしまったという話しが舞い込んできました。そんなこともあり、カストロ・ベントーサの輸入も彼がいないのであればあまり興味がないというインポーターの考えもあり、その後輸入はされませんでした。
2007年11月に行われた "IBERWINE" の展示会で偶然に逢ったラウル・ペレス。カストロ・ベントーサは兄弟がやり、自分は新しいワイン造りを再開したと話してくれました。そしてその新しいワインをぜひ飲んでくれとその日、しっかりとテイスティングをさせてもらいました。
やっぱり、ラウル・ペレスはすごい造り手です。"IBERWINE"でも沢山の人間に囲まれていて本当に人気者でした。スペインでも本当に人気があるみたいです。
はい、ラウル・ペレスに4つのワインを分けてもらうことになりました。本当に嬉しいことだと思っております。ワイナリー和泉屋独占販売です!
3月上旬に日本に到着予定のワインたち。ちょっとご紹介いたしますね。
●ウルトレイア セイント・ハケス2006
セイント・ハケスは聖ヤコブ(サンティアゴ)のこと。D.O.ビエルソ産。
ワイナリーのそばを、カミノ・デ・サンティアゴの巡礼の道が通る。
樹齢80-90年のメンシア100%。
ブドウ畑は、ラウル自身が生まれた、Valtuille(バルトゥィエ)村にある。
土壌は小石交じりの粘土。フレンチオークに大樽で発酵・熟成。
生産量5,500本。
●ウルトレイア・デ・バルトゥィジェ2005
D.O.ビエルソ産。95%メンシア。のこり5%はバスタルド&ソウソン。
樹齢はいずれも110年。土壌は砂地、ブドウ畑、南向き。
フレンチオーク15ヶ月熟成。
生産量2,140本
ラウル・ペレスがつくる最上のワイン。
○スケッチ2006
D.O.リアス・バイシャス。40年樹齢のアルバリーニョ種100%。
標高500m。10ヶ月フレンチオーク樽熟。800本生産。
そのうち400本は、更なる熟成の為、海面20mに沈めている。今回
の入荷分はセラーでの熟成ワイン。
●エル・ペカード2005
ペカードとは、スペイン語で、罪の意味。
ビエルソの北のガリシア州内にある、小さなD.O.リベイラ サクラ産。
70年樹齢のメンシア。土壌はスレート粘板岩でシル川岸にたな状の
ブドウ畑。ビエルソより、雨の多い産地で、かぐわしく、デリケートな
ワインが出来る。このワインは13ヶ月、フレンチオークで樽熟。その
後一年瓶熟。 生産量、4樽。900本のみ。
というワインたちです。
生産数の少なさに皆様驚いていらっしゃるのでは!
3月がとても待ち遠しくなる素晴らしいワインたちです。
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