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2008年秋・冬 スペインへの旅  12/03 [スペイン]

2008年12月3日(水)

朝、8時起床。
ホテルのラウンジで朝食。驚くほどビジネスマンが多い。さすが街中のホテルですね。パンとコーヒーとトルティーリャの軽めの朝食。10時に "Guia Penin" の "Carlos Del HOYO" 、"Carlos GONZALEZ" のお二人がホテルに迎えに来てくれました。

2台の車に分かれ、最初の目的地、シガレスの "Bodegas Cesar Principe" へ。朱色に塗られたボデガで思ったよりも大きくはなかった。入り口から入るととても素敵なエントランスでした。

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"Bodegas Cesar Principe" は以前バジャドリッドのワインバル "milvinos" で櫻井君(スペインワインコンテスト2007優勝者)が選んでくれ、初めて飲んでとても美味しく印象に残っているワイン。今日の訪問はとても楽しみでした。

エントランスにはメインのワイン "Cesar Principe" のほかに2アイテムのロゼワインがあることに驚きました。ほとんどのロゼワインが地元で消費されると営業スタッフの "SOTO" さん(マフラーの方)から聞きました。そしてオーナーの "IGNACIO PRINCIPE" 氏(皮のコートの方)からもボデガについていろいろお話を聞きました。

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ボデガ内を見学させていただき、その後、テイスティングルームにてテイスティング。現行は2006年ヴィンテージでバックヴィンテージは販売分は全くなく、ボデガの資料的にあるのみだそうです。

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タンクにあるボトリング前のものとリリースしているロゼワイン "LUNA" を最初にテイスティング。ドライタイプのなかなかグッドなワインでした。そしてメインの "Cesar Principe" 2004、2005、2006年ヴィンテージをテイスティング。写真のボーダーのセーターを着ている "Carlos Del HOYO" はまだ30歳と若いのですが "Guia Penin" のホセ・ペニン氏とともに3人のテイスターの一人という人物。年間、6,000本ぐらいのワインをテイスティングするそうです。

"Bodegas Cesar Principe" はペニン・ガイドではシガレスNo.1のボデガ。

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どのヴィンテージも素晴らしかったのですが、私個人的には現行の2006年が一番の好みでした。ちなみにカルロスは2005、2006とも素晴らしいが、今だと2005が好きだと言っていました。

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"Bodegas Cesar Principe" のテイスティング終了後、そのまま場所をお借りし、引き続き "Guia Penin" のお薦めのワインをテイスティング。熊の絵の二つのラベルが前日に行った "BERNABELEVA" のワインです。 "VILLAMIL" がアルビーリョ・レアルという超レア葡萄から造られる白ワイン。ジュゼッペ・クインタレッリのビアンコ・セッコを思い出しました。

テイスティングを終了し、帰り際に醸造家の "Jose Benavides Jimenez-Landi" 氏も合流、でもこんな場所でワイン造りをしているんですよ、すごいでしょ。

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"Bodegas Cesar Principe" をあとにし、 "Vinedos Alonso del Yerro" に向かって移動。

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この "Vinedos Alonso del Yerro" はあのサン・テミリオンで活躍する 天才醸造家 "Stephane Derenoncourt" 氏がスペインでただ一つコンサルタントを務めているボデガです。 オーナーご夫妻が昼食をご馳走してくださいました。 カルロスとの会話もかなり一生懸命、話をしていました。

"Carlos GONZALEZ" に、他国からの優秀な醸造家がスペインワインのコンサルタントをすることをどう思うかと聞いたところ、『私たちは素晴らしいワインができるなら、全く問題ない』と答えていました。

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"Alonso del Yerro" そして上級キュヴェの "Maria Alonso del Yerro" を楽しませていただきました。さすが "Stephane Derenoncourt" ですね、何となくフランスのテイストを感じさせるリベラ・デル・ドゥエロでした。
昼食後、畑、ボデガ、セラーを見学させていただきました。

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セラーにはファースト・ヴィンテージのワインとオーナーご夫妻が新婚旅行でご挨拶に行ったローマ法王とご一緒に撮った写真が飾られています。また、セラーの壁には奥様のスカーフのコレクションが飾られています。

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向かって左の馬のスカーフが最初にお母様からプレゼントされたスカーフとのことです。

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リビングでお茶をご馳走になり、みんなで記念撮影。窓の外は雄大な畑が広がります。とても楽しい時間を過ごせました。

建物前のお庭、何でも素敵ですよね、余裕を感じます。

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"Vinedos Alonso del Yerro" をあとに本日宿泊のホテル、"LAVIDA" に向かって出発です。ホテルのある "Penafiel" に着いたのですが廃墟がたくさんあり、本当にこんなとこにホテルがあるのかよとちょっと不安。

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でも到着してみるとなかなかグッドなホテルでした。

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ロビーも素敵、部屋も素敵でした。

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この頃、めちゃめちゃ具合が悪かったのでホテルに来る前に海外で初めて薬を買いました。結局、今回の旅行で一番高い買い物になっちゃいました・笑。 効く薬をお願いと話をしましたが、あれだけお酒を飲んでいるとやっぱり効かないもんですね。

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ホテルで2時間ぐらい休憩し、ホテル内で "Coalla Gourmet" の "Ramon Coalla" さんを迎えて "Guia Penin" のお二人とテイスティング。今日のテイスティングはスペイン独自のワイン、シェリーでした。ホテルの中にはワインをテイスティングするスペースがあり、置いてある小物などちょっとそのおしゃれさに驚きました。

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さあ、 "Coalla Gourmet" の看板商品の『LA BOTA DE・・・』のシリーズのテイスティングです。

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この『LA BOTA DE・・・』のシリーズは二人のスペインで有名なシェリー愛好家がいろいろなボデガを訪ね、ファミリー用に造ってあるものや、通常販売していない樽などを試飲し、素晴らしいものをすべて買い付けボトリングし、販売しているものだそうです。

最初に飲んだのが、"La Bota Nº 15 de Fino Macharnudo Alto" は "Valdespino" 社から買い取った樽をボトリング。実はこのワイン、カルロス君曰く、昨年の "Guia Penin" のワイン・オブ・ザ・イヤーに輝いたワインなのです。普通のフィノは若飲みだが、このフィノは10年は大丈夫とカロルス君は言っていました。

実は私はシェリーがあまり得意でなく、どうなるかと思っていましたが、ちょっとシェリーというものを見直しました。

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その他、以下の6アイテムをテイスティングしました。

La Bota Nº 10 de Manzanilla Pasada
La Bota Nº 9 de Amontillado Navazos
La Bota Nº 14 de Oloroso "Bota NO"
Casa del Inca Pedro Ximenez de Montilla
La Bota Nº 11 de Pedro Ximenez de Jerez
La Bota Nº 12 de Pedro Ximenez de Jerez

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濃厚な黒蜜のような "Pedro Ximenez" はちっと苦手なのですが、大きな壺のような容器で造る "Casa del Inca Pedro Ximenez de Montilla" は初めての体験でとっても気に入りました。

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う~ん、とっても勉強になった。これってはまるといろいろ飲みたくなるんだろうなぁ~。

テイスティングを終え、"Penafiel" の有名レストラン "Molino de Palacios" に食事をしに行きました。河に掛かるレストランでも有名なレストランです。

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はい、ここでも食事をしながらテイスティングです・笑。

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最後の2本が特に素晴らしい味わいでした。  この頃は風邪も悪化、かなり食事をするのもきつかった。食事のメニューにニンニクスープ"Sopa de Ajo" があったのでお願いした。ここのは特に美味しかった。

 "Molino de Palacios" はかなり有名なレストランで席数も多いのですが、夜10時過ぎになっても他のお客様がどなたもいらっしゃらないのでカルロス君に聞いてみたところ、オフ・シーズンだから昼間しか営業はしていないとのこと。カルロス君たちがどうしても鳩の料理を食べてもらいたいと特別に開けてもらったそうです。なんか本当にうれしく思いました。

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夜中の1時を過ぎ、ここでお開き。 ホテルに戻り就寝。

スペイン5日目、今日出会えた皆様に感謝!
これだけ飲むとやっぱり薬は効きませんねぇ~。。。。

 


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