スペインからの二人のお客様

"ボデガス・イ・ビニェドス・フアン・マヌエル・ブルゴス" のオーナー、フアン・マヌエル・ブルゴス氏とワインネゴシアン、"イベリカ・デ・ビノス社" のラファエル・グレス・バジーナス氏が来日、一緒に楽しい時間を過ごしています。

フアン・マヌエル・ブルゴス氏は "AVAN" という名のワインをスペインの銘醸地リベラ・デル・ドゥエロでつくっていて、最高のキュヴェ、セパス・センテナリオスはあのミシェル・ベタンが大絶賛したワインとして知られ、アメリカのザ・ワイン・アドヴォケイトでも非常に高得点の評価をされるつくり手です。

2007年１１月にボデガを訪ねたのですが、かなり神経質な方だと思っていたのですが、この二日間一緒に飲んでみて、なんだ陽気なスペイン人じゃんと確信しました・笑。

写真はカラオケボックスで熱唱しているお二人。。。。。笑。

二日目の夜、彼らが持ってきてくれたワインを一緒に飲みました。
ラファエルが持ってきてくれたのはラ・マンチャのカルサディージャの３アイテム。

真ん中のオプタ2006、けっこう気に入りました。

そしてフアン・マヌエルが持ってきてくれたのは2007年ヴィンテージに新たに "AVAN" に追加される二つのワイン。

『TORRUBIO』、今までコンセントラシオンにブレンドしていましたが樹齢もあがってきたので単一畑のワインに切り替えたそうです。品があり、葡萄の持つ甘みもとても美味しい。とてもグッドなワインでした。

そして、セパス・センテナリオスのさらに上にいくという『ILEGAL』、『法律違反』という名で、D.O.の概念を覆すという考えでつくったワイン。何もかも、自由につくったワインだそうです。
規格はピノ・デ・メサというからまさにスーパー・スパニッシュです。
こちらのワインはもう少し時間が経つと素晴らしさがどんどん出てくるような気がするワインでした。

このワインを男性が飲むと女性を襲いたくなってしまうと二人は言っていました・笑。

写真はラファが割り箸を牙に見立てて、こんな風になって女性を襲ってしまうんだと説明し、それをファン・マが大笑いして聞いているとこです。

スペインワイン、本当に今一番やっていておもしろいです。ボルドーもブルゴーニュもかなりやってきましたが、価格という大切なキー・ポイントを考えるとスペイン以上におもしろい国は今の私にはありません。
もう数年前のスペインワインとは全く違う次元のワインたちがゴロゴロしています。

まだまだフランス、イタリアといっていらっしゃる方も多いですが、ぜひいろいろなスペインワインを飲んでみてください。きっとその思いはすぐに変わっていただけると思います。

さあ、今晩はこれから二人を囲んでの50人でのパーティです。