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非常に気になっているワイン Domino do Bibei [スペイン]

『ローマ時代に作られた畑で今の時代だったら絶対にこんな場所には作らなかっただろう』
"ADEGA ALGUEIRA" のオーナー、フェルナンド・ゴンザレス・リベイロ


スペイン、ガリシア州のD.O.リベイラ・サクラ。ガリシア州の中央部にある非常に小さなエリア。昨年、ザ・ワイン・アドヴォケイトでこのリベイラ・サクラからラウル・ペレスがつくった『エル・ペカド』が98ポイントを獲得、瞬く間に注目を集める地になりました。

畑は山間部の急斜面にあり、風光明媚な土地として知られています。2008年11月にエル・ペカドをラウル・ペレスと共につくるペドロ・ロドリゲスの "Bodegas Quinaro" と "ADEGA ALGUEIRA" を訪問した際、畑も見学しましたがそのあまりの急斜面には驚きました。機械はもちろん、動物すら使うことができず、全ての作業が手作業で行われているそうです。

タイトルの『非常に気になっているワイン Domino do  Bibei』はここリベイラ・サクラに拠を構えるボデガです。最近ご無沙汰だったボルテックスの立野君が輸入していたとスタッフの上杉から聞き、久しぶりに電話で会話、1本ずつ入手しました。ボトルを眺める感じでは美味しそうですねぇ。

ボルテックスの資料によると、あのエル・ブジのソムリエ氏のお気に入りとのこと。まあ、それはおいておいてこのエリアのワインには非常に興味があるのでとても気になっています。

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Lapola  ラポーラ 2006  (白)  参考上代¥5,000
畑は2つの区画にある。
ガリシア語で、ショートジーンズ。この畑のブドウの樹が、そのように見えることから付けられた。ラポーラは、ブドウの果実味が前面に表現されるように造られている。
また、常に革新的なブレンドを施すことを試みており、2004年は100%ゴデーリョだったが、2006年はドニャ・ブランカ70%、ゴデージョ30%になっています。

*標高 500Mと700M
*斜面の向き 北 及び 西向き
*土壌構成 シスト 及び 粘板岩
*樹齢 15年 及び 80年 
*品種 ゴデーリョ 30% ドナブランカ 70%
*仕立 ゴブレ及びコルドン
*収穫 9月20日から10月4日


Lapena ラペーニャ 2005 (白)参考上代¥8000
2つの区画に分かれる。
ラペーニャは、「厳しい」の意味で、その名のとおり、この品質に到達させるために厳しい作業を強いられる畑である。また、apenaはこのワインにいっそうのミネラル感を反映させる石の名前でもある。

* 標高 650Mから670M 及び480M
* 斜面の向き 北 及び 西向き
* 土壌構成 粘板岩
* 樹齢 30年 及び 16年
* 品種 ゴデージョ
* 仕立 ゴブレ及びコルドン
* 収穫 10月2日から10月4日

 

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Lalama  ララーマ 2005 (赤)参考上代¥5,000
畑は概ね2つの場所にある。
ララーマは、ガリシア語で「肥沃」を意味する。どちらかと言えば、標高の低い畑で栽培されるブドウが多い。

*標高 300Mと700M
*斜面の向き 北西 及び 東向き 
*土壌構成 粘板岩 及び 粘土石灰
*樹齢 15年 及び 100年
*品種 メンシアを主としてブランチェジャーオ、ガルナチャ-ティントレーア
ガルナチャ-ティントレーアの起源は、1866年にフランス人Henri BouschetがPetit BouschetとGarnacha tintaを交配したAlicante。この地ではGarnach-tintoreraと呼んでいたらしい。
Petit Bouschetは、やはり同じ頃に品種交配によって生み出されたもので、こちらはTinturier du CherとAramonが親らしいが、アラモンの別名がTintoreraである。
従って、ガルナチャ-ティントレーラはグルナッシュ×アラモンに近いと考えられる。

*仕立 ゴブレ及びコルドン
*収穫 9月16日から10月4日
*醸造
100%除梗して軽くプレス、低温マセレーションの後に、小さな区画で一度に収穫されたブドウは500Lの開放桶で、その他は品種ごとに4500Lのフードルとコンクリートタンクで温度管理をしながら発酵。プレス機は、垂直型の空気圧式を使用。
* 熟成
300Lのフレンチオークで16ヶ月、フードルで4ヶ月
* ビン詰め
月齢表を見ながら、オリが下がるタイミングの日に重力を利用して行う。
軽く清澄するが、ろ過はしない。ビン熟成18ヶ月


Lacima ラチーマ 2005 (赤) 参考上代¥8000
畑は小さく多数に点在するが、樹齢で区分けできる。
仕立ては全てゴブレで、品種は100%メンシア「最高」の意味。まず、ビベイのトップレンジのワインであり、このワインに使うブドウの多くが、標高の高い畑からきているため命名された。

* 樹齢50年のブドウ
標高400Mに位置する南向きのシスト土壌及び西向きの粘板岩土壌の畑
* 樹齢60年と90年のブドウ
標高300Mから450Mに位置する東向きの粘板岩土壌の畑
* 樹齢50年から80年のブドウ
標高500Mから600Mに位置する南向き、及び西向きのシスト土壌の畑
*収穫 9月14日から10月4日
* 醸造 
区画ごとに醸造する。100%除梗した後に軽くプレス。3日間にわたる低温マセレーションの後に500Lの開放桶で温度管理しながら発酵。
* 熟成
300Lのフレンチオークで20ヶ月
* ビン詰め
月齢表を見ながら、オリが下がるタイミングの日に重力を利用して行う。
清澄及びろ過はしない。ビン熟成18ヶ月

〔ボルテックスからの資料より〕

 

さて、いつ飲もう・・・・・。ゆっくり飲みたいな。


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