そろそろ復活! しないとね・・・・ [スペイン]
なんかいろいろあって、ブログの更新をサボっていました。というか書けませんでした。
そうしたら大地震、福島原発とまたまたいろいろあり、なんかワインのことなど書いていいのかなぁなんて思っていました。
同じ日本で被災にあっている人たちがこんなにもたくさんいると思うとなんか、更新ページを何度も開きましたが書く気にはなれませんでした。これは自粛というのではなく、自分の思いだからしょうがありません。
でも、元気を出さなければいけませんよね。
テレビで被災地の方たちの復興にかける意気込みを見て、本当に元気を出さねばと思いました。
あんなにも大変なのに・・・。
だから、私は私のビジネスであるワイン販売を通して社会貢献ができればと思いました。
今日から毎日とはいきませんがまたブログを復活します。
《ペドラ・デ・ギッシュ 2008 テロワール・アル・リミット》
南アフリカでセイディー・ファミリーという超マニアックなワイナリーで南アフリカを代表するレアワイン、コルメラをつくるイーベン・セイディ。イーベン・セイディは世界中のワイン産地を巡り、世界中のワインを飲みます。
そんなイーベン・セイディがその素晴らしさに驚き、最後のワイン造りの地に選んだのがスペインのD.O.Ca.プリオラートでした。ドイツ人でプリオラートでワイン造りに携わっていたドミニク・フーパーと知り合い、二人でテロワール・アル・リミットを立ち上げました。
掘っ建て小屋のようなボデガですがそこから誰もが驚くようなワインをリリースします。
二つのトップキュヴェであるラス・トッサスとラス・マニャスはスペインの全国紙エル・ムンドのプリオラートのブラインド・テイスティングで1位、2位、3位を独占しました。
2位に選ばれたラス・マニャス2007を初めて飲んだとき、その美味しさに涙がでたのを今でもしっかり覚えています。酸が綺麗で、軽やかで、エレガントでなおかつ欲しいものが全部詰まっているようなまさにそんなワインでした。ワインってなんて素晴らしい飲み物なんだとつくづく思いました。
テロワール・アル・リミットはトップキュヴェを2つ、上級キュヴェを2つ、スタンダードキュヴェを1つ、計5つの赤ワインと今回ファーストヴィンテージとなった1つの白ワインをつくります。
今日はそのファーストヴィンテージの白ワイン、ペドラ・デ・ギッシュ2008を紹介します。
D.O.Ca.プリオラートに認定されるガルナッチャ・ブランカ、マカベオ、ペドロ・ヒメネスの3つの葡萄を用いつくられるワインです。
D.O.Ca.プリオラートといえば濃く強い赤ワインしか誰もが思い浮かばないと思いますがこんなにも素晴らしく凄い白ワインがあるのです。このワインを飲み、本当に驚きました。
まぁ、赤ワインも今、大変革の時代を迎えているのですが、それはまたいつかここで書くことにします。
2010年5月にテロワール・アル・リミットを訪問した際、バレルサンプルを飲み、感動したのですが東京で飲んだ完成したワインの美味しさはバレル・サンプルとは全く違う次元のワインとなっていました。
一言で言うと『石を飲んでいるかのようなワイン』、そうミネラリーで凝縮館があり、味わい豊か、葡萄からこんなにも凄いものができてしまうのかとまじめに思ってしまいました。これから毎年毎年どんどん成長していくワインで、今がまさに底辺、その底辺でさえこんなにも美味しいのですから、この白ワインがどれだけ成長するか私も本当に楽しみです。
ペドラ・デ・ギッシュはガラスの結晶のような花崗岩質土壌のことで、この白ワインはそんな土壌に植えられている葡萄からつくったワインなのです。なぜ、こんなにもミネラリーなのかはこの土壌によるものなのでしょう。
当店のソムリエのライセンスを持つスタッフの星野ともこのワインを飲み、話をしましたがこのワインと飲み比べるならブルゴーニュのグラン・クリュかなぁと同じ意見となりました。はい、もちろん素晴らしいドメーヌものの。
今の段階なら抜栓後4日目なんか最高に美味しいです、ホントですよ。
生産本数は2,146本と大変少なく、誰もが飲むことはできませんが、縁ありこうして日本で飲むことのできることは本当に幸せなことだと私は思っております。はい、スペイン、米国、英国では本当に入手困難なワインなのです。
こんな小さな街の酒屋であるワイナリー和泉屋でこんなにも素晴らしい生産者とお付き合いができている幸せ、本当に噛み締めております。
ペドラ・デ・ギッシュ、ぜひ飲んでいただきたいワインの一つです!
ペドラ・デ・ギッシュ 2008 テロワール・アル・リミット
購入はこちらのページから ここをクリック!
今後ともよろしくお願いします。
コメント 0