樹齢100年の葡萄のうまみ [スペイン]
私の大好きなワイン、"ルデレス・セレクシオン2004" 。
スペインの銘醸地、リベラ・デル・ドゥエロのソリア地区にあるワイナリー、
ティエラ・デル・ギハラルの上級キュヴェです。
2度、スペインに渡り、畑を見て参りましたが、ソリア地区はまさに荒野にポツン、
ポツンと畑があり、あの期間、ある意味忘れられた地域であったため、葡萄樹
も野放しになっていたため、非常に樹齢の高い樹が残っている地域なのです。
この "ルデレス・セレクシオン2004" はそんな高樹齢の葡萄をセレクトして
つくる、ティエラ・デル・ギハラルの上級ワインです。その樹の多くは樹齢100年
を超えているものばかりなのです。
樹齢が高くなると樹も葡萄の実をつける数が自然に減ってきます。
そしてなんと言っても値が深くに生えているため土壌の成分を多く吸収し
とても複雑味ある葡萄ができるのです。
樹齢だけは人間と同じでそれだけ時間がかからなければできないため、
ワインの生産量はなかなか増やすことはできません。
ティンタ・デル・パイス(テンプラニーリョ)を主にほんのわずかガルナッチャを
ブレンド、14ヶ月のフレンチオーク・バリックで熟成後、5ヶ月瓶熟されリリース
されます。
2004年はスペインワインの偉大なるヴィンテージのひとつ。
果実味の凝縮感、タンニンの柔らかさ、そして綺麗な酸に支えられたバランス
の良さ、ワイン単体でも、料理のお供でもどちらでも高い次元での満足度を
与えてくれるワインだと思います。
あの厳しい自然環境で生まれ育った葡萄たちのパワー、ぜひ皆様もお楽しみ
ください。私の大好きなワインです。
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