なぜ、この部分だけが残ったのだろう・・・。 [ブルゴーニュ]
フランス、ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ村の畑の位置を示した地図
です。
濃い紫色が特級畑、薄い紫色が1級畑です。
ご覧のように
La Romanee Conti
La Romanee
Romanee Saint Vivant
La Tache
と言った、そうそうたる畑がありますよね。
で、ロマネ・コンティに次ぐ畑と言われているラ・ターシュを囲むように
『5』と書かれている小さな3つの畑がありますよね、この畑は1級畑
の "Les Gaudichots" と言います。
で、地図を見ていただけるとおわかりのように La Tache は
『La Tache 』と『Les Gaudichots ou La Tache』と二つの区画
からなっていることがわかりますよね。
実はラ・ターシュはもともと『La Tache 』の部分だけだったのですが、
1932年に隣のレ・ゴディショから4.5haを吸収することを例外的に
フランス政府から認められたのです。
そして、残った畑は1.03haという大変小さな区画だけが残されました。
ほんの少しの残ったレ・ゴディショは1級として残されましたがその畑
のポテンシャルは素晴らしいのは間違えありません。
残ったレ・ゴディショの畑もかなり買収の話がきたと聞いております。
ドメーヌ・マーシャル・ド・グラモンもそのレ・ゴディショを所有するひとり
で、右上の『5』、北にロマネ・サン・ヴィヴァン、南にラ・ターシュ、西に
ラ・グランド・リュ(格上げされ現在特級畑)という最高のロケーションに
その畑は広がります。
素晴らしい生産者に、素晴らしい畑。極上のワインが持つ必須条件
ですよね。
今回、そのドメーヌ・マーシャル・ド・グラモンがつくり出す、ヴォーヌ・
ロマネ 1erCru レ・ゴディショ2004が6本入荷します。
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