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BAJONDILLO 2008 BODEGAS JIMENEZ LANDI [スペイン]

00000002.jpgBAJONDILLO 2008 
BODEGAS JIMENEZ LANDI

地区:D.O.メントリダ(MENTRIDA)、トレド

ワインの種類:樽熟赤ワイン

ワイン醸造者: ダニエル ゴメス ヒメネスランディ(Daniel Gomez Jimenez-Landi)

ブドウ品種:シラー、テンプラニーリョ、メルロー、カベルネソーヴィニヨン

農法:オーガニック農法

ブドウ畑:場所: メントリダ地区の境界地域 

気候:大陸性気候  地中海性気候

土壌:花崗岩由来の砂質埴壌土

醸造:小さな箱に手摘みし、徐梗したブドウの房をそのままステンレス タンクで醸造。低温でマセレーションとプレ発酵 (2-5日)を行い、柔らかさを引き出してから、更に15~20日間マセレーションを行う。 樽で自然にマロラティック発酵させ、澱とともに熟成させる。

熟成:500リットルのフレンチオークの新樽で5ヵ月熟成と言う贅沢な樽使用。

待ちに待ったワインです!

ついに、ついに入荷してきました!
2009年上半期で私が一番インパクトのあったワイン、バホンディージョがついに入荷しました。

サンプルできたボトルはエコに反したデカボトル。もちろん瓶の重さと味わいは正比例すると言う法則通り素晴らしいワインだった。でも今回は少しでもコストを安くしたいので通常のボトルに詰めて
欲しいとお願いをしました。

ボトルが軽くなると輸送コストもコンテナの積載量も変わってくるので。とにかくワインが悪くならなく、そしてコストは最小限にして欲しいとお願いをしました。もちろん何百円も変わるわけではないけど、こんな時代、美味しいワインが少しでも安く飲めることは嬉しいことなので。

2009年5月に行われたスペイン最大のワイン・フェアー、フェナビン2009に行ってきました。フェナビンは1,400社のボデガが出店というこれぞというスペインワインのほとんどがこの場に集まっているのです。3日間朝から夕方まで通い詰め、たくさんのワインをテイスティングしてきました。

そのフェナビンでいくつかのワインの購入を決定したのですが、その中で一番インパクトのあったワインはD.O.メントリダに拠を構えるボデガス・ヒメネス・ランディの新たなるワイン、バホンディージョでした。


ボデガス・ヒメネス・ランディはぜひ『ヒメネス・ランディ』と検索してみてください。多くのワインショップが大絶賛しているスペイン、メントリダの生産者です。


ヴィノテークNo.358『スペインワインの新潮流』でもまるまる1ページ紹介されている生産者、ヒメネス・ランディ。酒類業界専門誌『WANDS』でも昨年、『話題のスペインワイン トレドのブティック「ヒメネス・ランディ」』と題し、紹介していました。

その文中には『トレドの名店レストラン・アドルフォを経営するアドルフォ・ムニョス・マルティンの素晴らしい地下セラーにもヒメネス・ランディはストックされている』などの秘話も紹介されていました。


私とこのボデガス・ヒメネス・ランディの出会いはあの天才醸造家のラウル・ペレスが紹介してくれました。2008年11月の終わりにラウル・ペレスと一緒にこのボデガを訪問しました。オーナーのダニエル・ゴメス氏はアルゼンチンにバケーション中と言うことで一緒にボデガを切り盛りする従兄弟のホセ氏が案内をしてくれました。

 

オーナーのダニエル・ゴメスはラウル・ペレスのワインを飲み感動し、ウルトレイアの収穫を手伝うなどをしラウルとの親交が深まったそうです。

ヴィノテークNo.358に紹介されていますが『ピサーラ土壌で、ビオディナミにより栽培されるガルナッチャの価値を引き出し、ブルゴーニュ風の造り方で、エレガントな、もう一杯飲みたくなるようなワインをつくるのが目標』とラウルに話をし、ついに2007年、二人のコラボレーションワインのエル・レベントンが完成しました。


ボデガへの訪問はそのエル・レベントンのテイスティングでした。『素晴らしい』、そんな言葉がピッタリなエレガントで品のある味わい深いガルナッチャワインでした。


そしてラウルから『ハルヒコ、ダニーがつくる二つのスペシャル・キュヴェも素晴らしいからぜひ扱え』とアドバイスを受け、テイスティング。『この世の終わり』、『悪魔の歌』と名付けられたガルナッチャは、こちらもまた驚きの味わいでした。この3つのガルナッチャから現在のマイブーム『ガルナッチャ好き』がスタートしたと言っても過言ではありません。


そしてそのフェナビン2009で初めてダニエル・ゴメスと会い、大歓迎してもらいました。ブースは人だかりの山、ヒメネス・ランディのスペインでの人気の高さを実感しました。


テイスティング・コーナーに手書きで『BAJONDILLO 2008』というワインがあり、ダニエルにどんなワインか聞いたところ、ダニエルは『haruhiko、俺もたくさんワインをつくってると気に入らないワ
インができるのよ、その気に入らないワインをブレンドしたら美味しくなっちゃったからボトリングしたんだ』と笑いながら答えていました。

うーん、この嘘つき!(笑)


まだ、ボトリングはしていないバレルサンプルとのことでしたが、テイスティングしてみると、まだ若いワインではありますが、ちょっとエロチックな凝縮された妖艶さがあり果実味もバランス良く、とても気に入ってしまいました。とにかくできるだけたくさん購入したいとお願いし、ボトリングしたらサンプルを東京に送ってくれとお願いしました。

後日、東京に届いた6本のサンプルをソムリエ、シェフ、ワイン・ジャーナリスト、インポーターなどいろいろな人間と一緒に飲みましたがその価格と内容の高さに皆一同に驚いていました。ちょうどスペイン、ウティエル・レケーナから来ていた醸造家もそのポテンシャルの高さに驚いていました。

フェナビン2009で一目惚れしちゃったそのバホンディージョがついに日本に上陸しました。生産量は18,000本、倉庫と資金力があったら全て買い占めたいワインです。

00000001.jpgあとちょっと。
ボデガス・ヒメネス・ランディのオーナー、ダニエル・ゴメス・ヒメネス・ランディはマドリッド生まれ、大学で哲学を学んでいたという今年34歳の異色醸造家。

祖父の館兼ボデガがメントリダにあり、ワイン造りに興味を持ち、学問を哲学から醸造学に変更したそうです。来年、初来日したいと話がきています。良い男ですよ!


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Yuko

バホンディーヨ、到着、おめでとうございます!
これ、実はスペインで手に入るのですかね。。。。
味は最高ですし、フラメンコっぽいステキなエチケット、
フラメンコダンサーの友達にプレゼントしたいなって思うのですが。。。
日本にいたら新井さんから買えるのに。。。。。。(涙)
ほんとに素晴らしいワインですよね!

by Yuko (2009-10-11 03:58) 

junko@KAMAKURA

今、購入しました。
ハルさんのブログを読んで以来、毎日「いつなの〜?」とアップされる日を待っていました!
私のラッキーナンバー4、で4本オーダー。

だって、とても美味しそう。10年以上メール配信を読ませていただいているので、本当にお薦めかどうかわかります。。。
情熱的なエチケットも素敵!

エスペルとは遠くてなかなかお邪魔できませんが、こうして家でも飲めるのは嬉しいです。

楽しみ〜♪

来日のワイン会の際は早めーーーに発表希望です!
毎度、仕事で断念してます。神田も行きたかったです(涙

スペインワイン、こんなに楽しめるようになるとは思いませんでした。感謝。
by junko@KAMAKURA (2009-10-16 09:50) 

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